「Jリーグは間違いなく良いリーグだけど…」

――ホームスタジアムで声援も大きかったのですが残念…

「それも逆に、少しだけプレシャーになったかもしれません…」

――藤田のミドルはシュートブロック…。コーナーが続くのでゴールを決めてほしいところでしたが、ダメでした…。

「残り時間は少ないけど、少し日本ペースになりましたね」

――そうですね。まだ10分くらいあります。

「チャンスが来たら決めてほしいです！」

――しかし、シュートが枠外れました…

「また最後のところが冷静じゃなかったですね」

――これまでシュートは12本で枠内は3本のみです。相手は13本のシュートで枠内が6本です。

「よくない数字ですね」

――日本のクロスがマリGKにキャッチされる回数も多い気がします。

「そうですね。何回もそのシーンを繰り返しましました。最後の精度は足りないです」

――3失点目です。

「残念ですが、妥当な結果です。最も大事なファイナルサードでマリは日本を上回りました」

――試合終了です。今日の試合で日本の課題はどこでしたか？

「残念ですね。課題はラストパスの精度。攻撃は落ち着いていないし、スピードも足りない。ディフェンスもミスが多すぎた」

――Jリーグで活躍する選手も多かったので期待していましたが、苦しいパフォーマンスの選手が多かったですね。

「そうですね。Jリーグは間違いなく良いリーグですが、インテンシティという面で世界に比べると少し違います。今日のマリは日本に大人のサッカーを見せたと思います」

――マリは良いチームでしたね。

「そうですね。今日のパフォーマンスのおかげで、五輪で見るのが楽しみです！」

――本日もありがとうございました！

ショーン・キャロル
1985年イングランド生まれ。2009年に来日。「ニッポンとサッカー　英国人記者の取材録」の筆者。「Jリーグ Monthly」のレギュラー出演。高校サッカー、Jリーグ、日本代表など幅広く取材している。過去にはスカパーやNHK、J SportsなどのJリーグ番組出演も。