MF
南野拓実(背番号8)
北朝鮮代表戦:72分OUT
評価:B
トップ下の位置で北朝鮮守備陣の間に何度も顔を出し、チャンスメイクの機会をうかがっていたが、なかなか前を向いてプレーする場面に持ち込めず。パサータイプの選手ではないが、自身の前で身体を張る上田綺世にもっとパスを供給したかったところだ。それでも、前を向いた時の推進力は秀でたものがあり、42分には右サイドでのボール奪取を起点にペナルティエリアまで侵入し、絶妙なタイミングで堂安律へスルーパス。ゴールは生まれなかったものの大きな決定機を創出した。ボールを持てば違いを生み出せる選手なだけに、高い位置でボールを触る回数をもっと増やしたい。
守田英正(背番号5)
北朝鮮代表戦:57分OUT
評価:B
中盤は北朝鮮のプレスが集中していたが、さすがの技術で簡単にボールを奪われなかった。前田大然の動きに合わせて伊藤洋輝が大外のレーンを駆け上がった際には、空いた左SBの位置に入って最終ラインと前線を繋ぐ役割を担った。セカンドボールへの反応に優れていたため、守田の位置でボールを回収して攻撃を継続できる場面が多かった印象だ。後半になるとスタミナが切れたか相手のドリブルを食い止められない場面もあり、57分にお役御免に。その後の北朝鮮に押し込まれる展開を見ると、守田の存在の大きさを感じさせた。
田中碧(背番号17)
北朝鮮代表戦:フル出場
評価:A
この試合のMVPは田中碧で間違いない。得点のシーンでは、田中らしい三列目からの攻撃参加でボックス内に侵入し、堂安律からのパスをゴールネットに突き刺した。この試合では中盤でコンビを組む守田よりも低い位置でプレーし、ビルドアップの際には板倉滉と町田浩樹の間に降りてダウンスリーの形に。最終ラインからの攻撃の組み立てに大きく貢献した。また、守備の強度が以前と比較して格段に上がったように見え、43分の被カウンターの場面では相手FWとスピード勝負になるも泥臭くボールを奪い取ってピンチを防いだ。攻守で躍動し、90分間戦い抜いた背番号17には、最大級の賛辞を送るべきだろう。
遠藤航(背番号6)
北朝鮮代表戦:57分IN
評価:B
北朝鮮が攻勢を強めた後半途中にピッチへ。難しい時間帯からの途中出場となったが、素早い寄せで相手のカウンターを未然に防いだ。遠藤の投入により、単に中盤の守備力が上がったことは勿論のこと、守勢に立っていた日本はボールポゼッションを回復し攻撃に転じることが出来るように。なんとか無失点で終えられたのは苦しい時間帯に遠藤が踏ん張り続けたからである。リバプールで見せる”前への強い意識”はこの試合でも光った。
川村拓夢(背番号7)
久保建英(背番号20)
北朝鮮代表戦:出場なし
評価:なし