CFは上田綺世ではなく…
アンカーは今やリバプールに欠かせない存在となった遠藤航だ。直近のカップ戦で120分間を戦い抜いており、かなり体力的に厳しい状態であると予想できるが、代わりとなる選手がいないのが事実。早々に試合を決定づけ、多くの時間を残した段階でベンチに下げられれば理想的だが、いずれにせよスタートからピッチにいてもらわねば困る。
インサイドハーフは守田英正がレギュラー格だが、直近のUEFAヨーロッパリーグ(EL)を体調不良の影響で欠場しているのが気がかりなところ。リスクを回避する意味でも、初日からトレーニングに参加している田中碧の起用がベターだ。
もう一角は南野拓実、久保建英の2択といったところだが、田中と同じくゴール前でこそ能力を発揮できる前者ではなく、より幅広い場所でクリエイティブな働きに期待ができる後者がいいだろう。司令塔タイプがいない中、久保のアイデアや技術は不可欠となる。
右ウィングは久保との相性が良い堂安律。左ウィングは抜群の決定力を誇る中村敬斗でいいだろう。三笘と伊東という絶対的な両者がいない中で、彼らにはこれまで以上の働きが求められる。
そしてワントップは小川航基を推薦したい。日本代表では上田綺世がエースとして多くの得点を奪ってきたが、所属クラブでは小川の方が結果を残しており、良い感触を掴めているはずだ。ここでアピールできれば、一気に代表定着にも近づくだろう。