FW:久保建英
生年月日:2001年6月4日(22歳)
所属クラブ:レアル・ソシエダ(スペイン)
23/24リーグ戦成績:22試合7得点
日本代表通算成績:34試合4得点
三笘薫と伊東純也が不在の今シリーズは、必然的に久保建英にかかる期待が大きくなる。2月はリーグ戦に加えてコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)、UEFAチャンピオンズリーグにほぼフル稼働だったが、その弊害か3月はリーグ戦で2試合続けて出場なしに終わった。久保は箇所こそ明かさなかったものの「本当に軽いケガで、身体が追いつかなかった」と述べたが、16日のカディス戦で先発復帰しており、北朝鮮代表戦の出場に支障はないとみられる。
火曜(20日)に合流する海外組も多い中で、久保はカディス戦が金曜(16日)夜開催だったこともあり、日曜(18日)午後には帰国して、北朝鮮代表戦に向けて調整を進めている。19日、20日の練習は大部分が非公開となったため、詳細を知ることはできないが、今回のメンバーのコンディションから総合的に判断すると、ソシエダでもプレーしている右サイドでの起用が有力だ。
準々決勝敗退に終わったAFCアジアカップカタール2023からチームは変化を求められることになる。「負けている時の方が(改善したいポイントを)言いやすい」と前向きにとらえ、「どの辺が変わったかは試合を見てわかると思う」と予告した。
FW:上田綺世
生年月日:1998年8月28日(25歳)
所属クラブ:フェイエノールト(オランダ)
23/24リーグ戦成績:18試合2得点
日本代表通算成績:24試合11得点
FIFAワールドカップカタール2022以降は日本代表最多の11得点をマークしている上田綺世。日本代表が準々決勝敗退に終わったAFCアジアカップカタール2023でも4得点をマークした。名実ともに日本代表のエースにふさわしいパフォーマンスを見せており、北朝鮮代表との2連戦でもゴールという結果を期待されるはずだ。
1トップの先発候補は浅野拓磨と前田大然、そして有力なのは上田と小川航基の4人になる。上田はクラブで公式戦24得点のサンティアゴ・ヒメネスの控えで公式戦2得点にとどまっているが、小川は公式戦12得点と結果を残す。同じリーグということもあり、両者の日本代表における競争は激化していきそうだ。
FW:南野拓実
生年月日:1995年1月16日(28歳)
所属クラブ:ASモナコ(フランス)
23/24リーグ戦成績:23試合6得点
日本代表通算成績:57試合20得点
前線の一角には南野拓実が起用されると予想する。所属するASモナコで今季は開幕から好調で、リーグ戦では6得点5アシストをマーク。RCランス戦では後半アディショナルタイムに鋭いフェイントから左足で強烈なシュートを突き刺して決勝ゴールを決めた。
モナコでは2列目の左右を問わずプレーしているが、どのポジションで起用されてもボックス内でフィニッシュに絡むという特長を発揮している。1試合平均のシュート本数はフォラリン・バログンの2.6本に次ぐ2.0本で、味方からのパスを引き出す能力の高さも印象的だ。
北朝鮮代表との2試合には、個で局面を打開してチャンスを生み出せる伊東純也と三笘薫が不在。相手がスペースを埋めてきた場合はロースコアで試合が進む可能性もあるだろう。そういった局面で南野の勝負強さが活きるはず。現メンバーで通算最多の20得点を記録する29歳がチームを救うかもしれない。