DF:菅原由勢
生年月日:2000年6月28日(23歳)
所属クラブ:AZアルクマール(オランダ)
23/24リーグ戦成績:22試合3得点
日本代表通算成績:11試合1得点
FIFAワールドカップカタール2022まで菅原由勢の代表キャップ数は1試合のみだったが、大会後は右サイドバックの一番手の座を手中に収めた。しかし、AFCアジアカップカタール2023ではイラク代表のロングボールの標的にされ、苦戦を強いられた。グループリーグ第3節以降は出場機会がなく、菅原由勢にとっては苦しい時間になった。
大会中に菅原は「自分と毎熊(晟矢)選手の違うところをまずは理解しなければいけない。自分がやらなければいけないことをしっかり考えて、そのうえで自分が持っているプラスアルファや、特別なものを出す。そこをしっかり整理してはっきりしたものを持って臨めたらと思う」と話していた。
アジアカップ後、菅原はピッチ上で答えを出した。直近のフォレンダム戦で菅原は2得点をマーク。30分にはあまり角度のないところから思い切りよく振り抜いたミドルシュートが相手に当たってゴールネットに吸い込まれ、76分には直接FKを決めた。菅原らしい迷いのないひたむきなプレーを取り戻し、日本代表として帰ってきた。
DF:伊藤洋輝
生年月日:1999年5月12日(24歳)
所属クラブ:シュトゥットガルト(ドイツ)
23/24リーグ戦成績:18試合0得点
日本代表通算成績:16試合1得点
今回のメンバーで左サイドバックとして考えられる有力な選択肢は3つ。AFCアジアカップカタール2023に出場した中山雄太は2日の試合で左膝の内側側副靭帯を損傷し、今季中の復帰が絶望となっている。そのため、FIFAワールドカップカタール2022以来となる復帰を果たした長友佑都、センターバックが本職で所属するロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズで3バックの左を担う町田浩樹も候補に挙がるが、最右翼は伊藤洋輝だろう。
好調を維持するシュトゥットガルトで、シーズン序盤は左サイドバックでプレーしていたが、最近は3バックの左や4バックの左センターバックを主戦場にしている。3バックにも4バックにも対応できるのは伊藤の強みで、ロングボールを跳ね返せる空中戦の強さも北朝鮮代表戦では武器になるだろう。