DF:板倉滉
生年月日:1997年1月27日(26歳)
所属クラブ:ボルシア・メンヒェングラートバッハ(ドイツ)
23/24リーグ戦成績:12試合2得点
日本代表通算成績:26試合1得点
日本代表がベスト8という残念な結果に終わったAFCアジアカップ2023カタールは、板倉滉個人にとっても課題が残る大会となった。「申し訳ないという気持ちは持っていますが、立ち止まっているわけにはいかない」と所属クラブに戻り、再び日本代表に戻ってきた。アジアカップでは大会直前の手術や大会中の体調不良といった問題が重なったが、コンディションさえ万全であればまた頼もしい活躍を見せてくれるだろう。
直近の公式戦ではベンチスタートも多く、なかなか波に乗れない所属クラブではボランチも経験しているが、「コンディション的には全然問題ない」と話しており、「チームとして難しい状況はあるが、悪い時こそ上げていくだけ」と前向きにとらえる。日本代表は冨安健洋を欠く中で、板倉にかかる期待は必然的に大きくなる。
長友佑都がFIFAワールドカップカタール2022以来の復帰を果たしたが、「佑都君に頼っているようではダメ」と責任感の強さを露わにする。「日本代表を強くしていくうえで自分たちの世代が、という思いは強い」と、日本代表を牽引するリーダーとしての自覚を強調していた。
DF:町田浩樹
生年月日:1997年8月25日(26歳)
所属クラブ:ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ(ベルギー)
23/24リーグ戦成績:23試合0得点
日本代表通算成績:8試合0得点
ロングボールに苦しんだイラン代表戦で町田浩樹に出番は回ってこなかった。森保一監督は3バックにする選択肢を持っていたというが、町田自身は「(監督が)僕を選択できなかったというのは、信頼が足りなかったのかなと思う。チームに戻ってレベルアップしたい」と矢印を自分に向けた。
所属クラブでの信頼は絶大だ。今季のリーグ戦で欠場したのは、前半戦にケガによる2試合と過密日程によるターンオーバーが1試合、後半戦はアジアカップ出場による4試合のみで、3バックの左でフル稼働を続けている。
「今回は冨安(健洋)もいなくて、ディフェンスのリーダーとして自分も引っ張っていかないといけない」と自覚する。ベルギーリーグでのプレーは3年目に突入し、今季はUEFAヨーロッパリーグでリバプール、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグでアイントラハト・フランクフルトと対戦。数々の修羅場を経験してきた町田の成長が、日本代表の底上げにつながる。