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明治安田J1リーグ第4節、東京ヴェルディ対アルビレックス新潟が16日に行われ、2-2の引き分けに終わった。16年ぶりにJ1に帰ってきたヴェルディは、ここまで2分2敗と勝利から遠ざかる。苦しい状況ではあるが、チームは確実に進歩している。新潟戦はその一端が垣間見えた。(取材・文:加藤健一)
「ポジティブに捉える」引き分け
東京ヴェルディの城福浩監督は、試合後の会見の冒頭で「悔しい思いをさせて申し訳ない」と、サポーターに向けて率直な感情を言葉にした。
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この日は横浜F・マリノスとの開幕節以来となるホームゲームで、J1では16年ぶりに味の素スタジアムで戦う初めての一戦。ゴール裏は緑で埋め尽くされ、1万7055人が詰めかけた。山田楓喜がFKを直接沈めて8分に先制したものの、逆転を許した。それでも90分にゴールネットを揺らして勝ち点1を持ち帰ることはできた。
ここまでは4試合で1度も勝てなかったが、決して内容が悪いわけではない。マリノスや浦和レッズを苦しめる時間は決して短くなかったが、試合終盤にPKを献上して失点を許す試合が続いていた。それでも、この試合は最後の最後で追いつくことができたことを城福監督は前向きにとらえる。
「結果的に同点に追いつけたという意味で、今までの勝ち点とは趣が違うので、これはポジティブに捉える。我々の一番長い針を(時計の)12時のどこに持っていくかというところは、今日は考えさせられる。このチームが進歩するためのヒントをもらったんじゃないかな。このヒントを逃したくない」
城福監督はチームが進むべき方向性を時計の針に例えた。東京ヴェルディがどういうサッカーを目指していくのかは、この新潟戦を含めた4試合で示すことができたのではないだろうか。