6位：板倉滉（ボルシア・メンヒェングラートバッハ／ドイツ）

生年月日：1997年1月27日
市場価値：1500万ユーロ（約21億円）
23/24リーグ戦成績：11試合2得点0アシスト
日本代表通算成績：26試合1得点1アシスト

　AFCアジアカップ2023での痛恨のPK献上から再起を図れるだろうか。3月のFIFAワールドカップアジア2次予選で冨安健洋が選外となったことで、板倉滉にはディフェンスリーダーとしての働きが求められている。

　ワールドクラスに着々と近づいている冨安の方が一歩上ではあるが、板倉も日本屈指のDFであることには変わりない。今回のランキングで「フィジカル」は1位、「守備力」も2位と、日本代表トップクラスの能力値を叩きだしている。身長188cmを活かした空中戦の強さを持ちながら、スピードも一定以上のものを完備。ハイラインで守る中でも背後への意識も高く、カバーリングの精度にも定評がある。

　このような守備力に加えて、板倉は最終ラインからの持ち運びや高質なロングフィード、前線への縦パスなど、ボールを扱う「スキル」も優れている。AFCアジアカップ2023ではコンディション不良のため、簡単に相手FWに前を迎えるなど、本来の姿とは程遠い低調なパフォーマンスに終わったが、状態が万全であれば再び守備陣の中心としてチ－ムを牽引してくれることだろう。