1位：遠藤航（リバプール／イングランド）

生年月日：1993年2月9日
市場価値：1300万ユーロ（約18.2億円）
23/24リーグ戦成績：20試合1得点0アシスト
日本代表通算成績：60試合3得点4アシスト

　1位には遠藤航がランクインした。日本代表で主将を務める守備的MFは、首位攻防戦となったプレミアリーグ第28節マンチェスター・シティ戦でチーム内のマン・オブ・ザ・マッチに輝くなど、名門リバプールでも中心選手となっている。

　ブンデスリーガでプレーしていた際に「デュエル王」とも呼ばれた遠藤は対人守備で絶対的な強さを発揮する。当初はプレミアリーグのスピードに苦戦する姿もあったが、半年以上が経過した現在は完全にアジャストしており、中盤で積極的にボールを回収している。それは日本代表でも同様であり、「守備力」はDFを含めてトップとなる「89.7」を叩き出した。

　日本代表ではリバプール以上に攻撃のスイッチを入れるタスクを求められており、効果的な縦パスを前線に刺し込むプレーが多い。基本的な「止める・蹴る」の技術が高く、守備から攻撃への切り替えの部分で重要な役割を担っている。被カウンター対策のため前線に上がることが少ないため「攻撃力」は「68.2」に留まったが、5つの能力値のうち3つが「80」以上と総合力の高さが、このランキングで1位に輝いた理由だろう。2月に31歳となった日本代表の主将は、ハイレベルな環境に身を置いたことでさらに選手として成長した。