マンチェスター・ユナイテッド(2012/13シーズン)
マンチェスター・ユナイテッドの基本フォーメーション(2012/13シーズン)
監督:サー・アレックス・ファーガソン
プレミアリーグ成績:優勝
FAカップ成績:ベスト8
EFLカップ成績:4回戦敗退
欧州CL成績:ベスト16
日本人選手:香川真司
名将サー・アレックス・ファーガソンの監督キャリア最後のシーズンが、2012/13シーズンだった。国内カップ戦ではいずれもチェルシーの壁に阻まれ早期敗退、チャンピオンズリーグ(CL)でもベスト16止まりとなったが、プレミアリーグでは圧倒的な強さを誇示し、4試合を残した時点で20度目の優勝を決めた。2位マンチェスター・シティとのポイント差は、「11」にも及んでいた。
このシーズンのマンチェスター・ユナイテッドでは、アーセナルから獲得したロビン・ファン・ペルシが大活躍。38試合で26得点をあげ、堂々の得点王に輝いている。また、クラブの象徴的存在であるウェイン・ルーニーは前年から大幅に得点数を減らしたものの、セカンドトップやウィング、ボランチと幅広く柔軟にプレーしてチームに貢献していた。失点数はトップ4ワーストの「43」だったが、彼らを擁した攻撃陣はリーグ内最多の「86」ゴールを奪取。この攻撃力こそが、プレミアリーグでの圧倒的な強さに繋がっていた。
ファン・ペルシと同じく、このシーズンからユナイテッドの一員となった香川真司も存在感を放った。怪我の影響もあってプレミアリーグ出場は20試合に留まったが、6得点4アシストを記録。エースであるルーニーと良いコンビネーションを発揮することも多く、第28節ノリッジ戦のハットトリックは世界に大きな衝撃を与えた。ファーガソンが去った翌シーズンよりキャリアが下降線を辿ってしまったのは残念だったが、イングランド最強クラブで示した価値が薄れることはないだろう。
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