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明治安田J1リーグ第3節、FC東京対ヴィッセル神戸が9日に行われ、1-2で神戸が勝利を収めた。本職ではない中盤の一角で起用された宮代大聖は、新たなタスクの中で持ち味を発揮。同僚も高く評価する能力の高さは、神戸に新たな風を吹き込んでいる。(取材・文:元川悦子)
負傷者が続く中でヴィッセル神戸が出した解決策
名古屋グランパスが3連敗を喫する中、J1昇格組の町田ゼルビアFC、昨季残留争いを強いられた柏レイソルが3戦無敗で上位争いを演じるなど、明治安田J1リーグは開幕から波乱含みの展開になっている。昨季王者のヴィッセル神戸も3月2日の第2節で柏に苦杯を喫し、いきなり出足で躓く格好となった。
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「上位へ行くためには連敗はできない。昨年は連敗してないんで、みんなでしっかりと気持ちを見せないといけない」とキャプテン・山口蛍も強調。3月9日の第3節・FC東京戦では確実に勝ち点3を手にするつもりでチーム一丸となっていた。
しかしながら、柏戦で佐々木大樹と汰木康也が負傷し、井出遥也も2月17日のFUJIFILM SUPER CUPから離脱が続く。柏戦から武藤嘉紀が復帰したものの、攻撃カードの手薄感は否めなかった。そこで、吉田孝行監督はこの1週間で新たな戦い方を模索。今季加入の広瀬陸斗を左ウイングに抜擢して、宮代大聖をインサイドハーフに配置するという大胆なトライに打って出たのだ。
「ウイングに関しては、少しケガ人もいる中で、広瀬が一番起点になれる。中継役という部分も出しながら、周りを生かしていけるんじゃないかと考えて起用しました。宮代に関しては、もう少し前でパワーがある選手がほしいなと思ったので彼を使いました」と指揮官は説明しており、彼らを加えた攻撃陣の動向が注目点の1つとなった。