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忠誠心が半端ない! J2選手、同一クラブ在籍年数ランキング11〜20位。クラブ愛でチームを牽引するのは?

シリーズ:クラブ在籍年数ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

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 国内外の移籍市場が活発になった現代サッカー。しかしその中でもワンクラブマンとしてクラブに忠誠を誓う選手がいる。今回はデータサイト『transfermarkt』から現役J2リーグ選手の同一クラブ在籍年数ランキングを紹介する。※現所属クラブでの在籍期間を扱う。在籍年数、成績は3月2日時点。


20位:前野貴徳

愛媛の前野貴徳

【写真:Getty Images】

生年月日:1988年4月14日
所属クラブ:愛媛FC
在籍年数:6年1ヶ月26日

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 J2選手の同一クラブ在籍年数ランキングで20位にランクインしたのは、愛媛FCに所属するDF前野貴徳だ。愛媛FCの育成組織出身の前野は、立命館大学を経て2011年に同クラブでプロキャリアをスタートさせた。

 大卒ルーキーの前野は加入初年度の2011シーズンから左サイドバックで定位置を掴み33試合出場2ゴールを記録。翌2012シーズンは41試合出場3ゴール9アシストとチャンスクリエイトでも存在感を発揮した。この活躍によって前野は2013年冬に鹿島アントラーズに移籍して個人昇格を果たすこととなる。

 しかし鹿島では出場機会に恵まれず、2015年冬に新天地を求めてアルビレックス新潟へ移籍するも、ここでも怪我の影響もあって3シーズンにわたりリーグ戦の出場が24試合にとどまってしまう。

 2018年冬、前野は6シーズンぶりに古巣の愛媛へ復帰し、再びスタメンとして名を連ねることとなる。左足から放たれる正確なフィードや高いビルドアップ能力によってクラブの残留に貢献した。その後クラブはJ3降格といった苦しい時期を過ごすこともあったが、前野は現在まで6年間クラブに在籍し続けている。

 近年は出場時間を減少させているが、スタメン出場した2024シーズン第1節ブラウブリッツ秋田戦では相手の決定機を防ぐ見事なシュートブロックを見せた。35歳のベテランとなった現在も魂のこもったプレーでファンを魅了し続けている選手である。

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