DF:ファボン(ブラジル)
【写真:Getty Images】
生年月日:1976年6月15日
在籍期間:2007年
Jリーグ成績:12試合2得点
2006年に鹿島アントラーズを率いたパウロ・アウトゥオリ監督は1年で退任したが、その縁で2007年にやってきたのが、同監督が率いたサンパウロで2005年にトヨタカップ(現・FIFAクラブワールドカップ)でリバプールに勝利してクラブ世界一になったファボンだ。
ファボンは187cmの長身センターバックで、フィジカルで相手を跳ね返す対人能力に優れた選手だ。しかし、2007シーズンのJ1第2節のガンバ大阪戦で一発退場となってしまう。第4節のヴィッセル神戸戦では、長い距離のFKを強烈に直接叩き込んで衝撃を与えたが、その後は負傷離脱もあり、うまくいかなかった。
このFK弾だけでも規格外のパワーを持ったセンターバックであることは明らかだったが、チームが9連勝を飾ったシーズン終盤は一切出番がなく、リーグ戦終了とともにブラジルに帰国。鹿島とは2年契約を結んでいたが、オフにサントスへの完全移籍が決まり、1年限りで鹿島を去った。