FW:アブデルジャリル・ハッダ(元モロッコ代表)
生年月日:1972年3月21日
在籍期間:2000年
Jリーグ成績:なし
アブデルジャリル・ハッダは、横浜F・マリノスの歴史で最も不思議な補強と言える選手かもしれない。在籍期間は、わずか4日だった。
モロッコ代表として1998年のフランス・ワールドカップで2得点を記録したハッダは、2000年にスポルティング・ヒホンから期限付き移籍で横浜F・マリノスに加入した。
驚異の身体能力に加えて両方の足を使いこなせるストライカーで、新エース候補と期待されていたが、加入発表からわずか4日で退団が発表された。理由については、オズワルド・アルディレス監督の好みではなかったなど、当時様々な憶測があったものの、はっきりとしたことは分かっていない。
ハッダの横浜F・マリノス加入が決まったのは28歳で、キャリアの全盛期であることが想像できる時期だった。2000年といえば、中村俊輔がJリーグ最優秀選手賞を受賞したシーズンであり、ハッダと破壊力のある攻撃を夢見たファンが多かったはずだ。