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Jリーグ 9か月前

育成上手!? Jリーグ、クラブ別アカデミー出身選手の総市場価値ランキング11〜20位

シリーズ:クラブ市場価値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

19位:アビスパ福岡


【写真:Getty Images】


監督:長谷部茂利
2023リーグ戦成績:7位(15勝6分13敗)

アカデミー出身選手の総市場価値: 72.5万ユーロ(約1.01億円)
最高額選手:北島祐二(35万ユーロ/約4900万円)

 アビスパ福岡のアカデミー出身選手と言えば、現日本代表DF冨安健洋(アーセナル)の名前が真っ先に思い浮かぶ。欧州最高峰とも言われるプレミアリーグ(イングランド)で戦う冨安は、小学校から中学校に上がったタイミングで福岡のアカデミーに加入。その後、高校在籍中にトップチーム入りを果たし、主力に定着した。

 そんな育成に確かな実績を持つ福岡には、今季3人のアカデミー出身選手が在籍している。3人の総市場価値は72.5万ユーロ(約1億150万ユーロ)となっており、これは今回のランキングでは19位となる数字だ。

 最も高い市場価値を持つのは23歳のMF北島祐二。同選手は昨季、期限付き移籍先の東京ヴェルディでリーグ戦28試合に出場し、左足から放たれる正確なキックで東京VのJ1昇格に大きく貢献した。その活躍が認められて今季は福岡に復帰し、開幕戦(北海道コンサドーレ札幌戦)ではベンチ入りを果たしている。

 昨季クラブ史上初のYBCルヴァンカップ優勝を成し遂げた福岡だが、今オフにFW山岸祐也(名古屋グランパス)やMF井手口陽介(ヴィッセル神戸)といった主力級の選手たちが退団。しかしながらチームを率いる長谷部茂利監督は、2020年に就任してから毎シーズン着実にチームを進化させてきた。先日行われた第2節の横浜F・マリノス戦では、粘り強い組織的なディフェンスで先制点を守り切り、今季初白星をあげている。

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