7位:河田晃兵
【写真:Getty Images】
生年月日:1987年10月13日
所属クラブ:ヴァンフォーレ甲府
在籍年数:9年1ヶ月24日
7位にはヴァンフォーレ甲府のGK河田晃兵がランクインした。今年でローン時代含め甲府11年目を迎える36歳は、今なおゴールマウスを守り続けている。
河田は福岡大学からガンバ大阪に加入するも、その後2年間は公式戦に出場することすら叶わず、アビスパ福岡にレンタル移籍となりリーグ戦10試合に出場。翌2013年にヴァンフォーレ甲府へ移籍し17試合出場を記録すると、2014年にはG大阪へレンタルバックとなった。しかし、結局前2チームのように起用されることはなく、翌年に甲府へ再加入となった。
甲府再加入後は怪我やポジション争いなどありながらも、守護神の座を明け渡すことなく、何度もチームのピンチを救ってきた。一番印象的なセーブを挙げるとするなら、2022年の天皇杯決勝になるだろう。延長後半にPKを献上し大ピンチを迎えるも、河田は相手のコースを完璧に読み切り起死回生のセーブ。その後のPK戦でも一本セーブを見せ、天皇杯優勝の立役者となった。
昨季はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝トーナメント進出にも貢献し、GKとしての質が年々向上しているようにさえ感じる。今季はリーグ戦で最後の砦として存在感を発揮し、2017年以来のJ1昇格へ繋げたい。