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2月23日、明治安田Jリーグの2024シーズンが幕を開けた。オフの期間には選手の出入りがあり、各クラブはそれぞれ新たな選手を迎え入れている。今回は、開幕を間近に控えたJ1リーグ全20クラブの陣容を分析し、戦力をランキング化した。※情報は18日時点。本ランキングは戦力評価であり、順位予想とは主旨が異なる。

5位：川崎フロンターレ

2023順位：8位
監督：鬼木達（8年目）

　ここ数シーズンは主力の海外移籍が続いており、今オフもその流れは止められなかった。在籍4年で公式戦通算172試合に出場した不動の右サイドバックである山根視来がMLSに活躍の場を求め、在籍15年の登里享平がセレッソ大阪へ移籍した。元得点王のレアンドロ・ダミアンとアカデミー出身の宮代大聖もヴィッセル神戸に移籍しており、鬼木達政権8年目の今季は、チームが大きく生まれ変わることになる。

　ただ、今オフは主力を引き抜かれただけではない。山村和也が抜けたセンターバックとしてベテランの丸山祐市を加え、山根の後釜としてファンウェルメスケルケン際を、左サイドバックにはサッカー日本代表の三浦颯太を獲得した。ダミアンと宮代が抜けた前線はブラジル人で補填する。エリソンは13日のAFCチャンピオンズリーグラウンド16山東泰山戦であいさつ代わりのゴールを決め、17日のFUJIFILM SUPER CUP 2024ではバフェティンビ・ゴミスが好調ぶりを見せていた。

　ジョアン・シミッチが抜けた中盤には山本悠樹とゼ・ヒカルドが加わり、橘田健人、脇坂泰斗、瀬古樹らと分厚い選手層を築く。新加入選手はいずれも川崎のスタイルに適合しそうな特徴を持った選手たちばかりだ。ただ、選手層は厚みを増したとはいえ、60試合以上になり得る年間スケジュールを戦い抜くのは簡単ではないだろう。戦力評価としては高くなるが、順位予想という視点で見るともう少し下がるのかもしれない。