DF:ダルベルト(ブラジル)
【写真:Getty Images】
生年月日:1993年9月8日(30歳)
前所属:インテルナシオナル(ブラジル)
昨季リーグ成績:9試合0得点0アシスト
かつてインテルでプレーした長友佑都(現FC東京)がポジション争いを繰り広げた若手SBを覚えているだろうか。当時23歳だったダルベルトは、現在無所属となっている。
ダルベルトは2017年夏に2100万ユーロ(約29.4億円)の移籍金でニースからインテルへと完全移籍した。この金額的にもクラブは彼を主力選手として計算していたが、長友とダニーロ・ダンブロージオとのポジション争いに勝てず、翌シーズンはクワドォー・アサモアの加入によってさらに立場が厳しくなった。
インテルで早々に構想外となったダルベルトだが、ローン移籍先ではまずまずの結果を残している。2019/20シーズンにプレーしたフィオレンティーナと2021/22シーズンにプレーしたカリアリでは不動のスタメンに定着。特にフィオレンティーナでは1シーズンで8アシストを記録するなど、彼のキャリアで最も成功したシーズンを送った。
しかし、彼のキャリアを狂わせてしまったのが、2022/23シーズン開幕前の大怪我である。個人トレーニング中に膝の前十字靭帯を損傷してしまい、そのまま同シーズンは全休に。そして契約満了でインテルを退団した。契約最終シーズンにアピールの機会を失ったダルベルトは、2023年9月に母国ブラジルのインテルナシオナルと契約をしたが、半年のみで退団という形に。これからキャリアの再起を目指す30歳の左SBにオファーを出すクラブは現れるのだろうか。