DF:シュコドラン・ムスタフィ(ドイツ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1992年4月17日(31歳)
前所属:レバンテ(スペイン)
昨季リーグ成績:3試合1得点0アシスト
シュコドラン・ムスタフィは、22歳の若さでワールドカップを制し、欧州4大リーグとも呼ばれるセリエA、ラ・リーガ、プレミアリーグ、ブンデスリーガの全てで主力選手としてプレーした経験を持つ。これだけのプロフィールを持つ選手は、世界中探してもほとんどいないだろう。しかし、31歳となった現在の彼はどのクラブにも所属をしていない。
エバートンでプロキャリアをスタートさせたムスタフィは、サンプドリア時代にドイツ代表としてブラジルワールドカップ優勝を経験。その後プレーしたバレンシアで評価を高めると、2016年夏に4100万ユーロ(約49.2億円)の移籍金でアーセナルに引き抜かれた。アーセン・ヴェンゲル政権の最後の期間を主力選手としてプレーしている。
しかし、ウナイ・エメリ、ミケル・アルテタの両スペイン人監督の下で序列を下げると、2021年2月に契約解除という形でアーセナルを退団。その後、契約したシャルケも半年で去り、同年夏に加入したレバンテでも怪我の影響で主力に定着できなかった。そして2023年夏に契約満了という形でレバンテを退団し、無所属となっている。
ムスタフィは昨年末にドイツ『Sky Sports』のインタビューに応じており、レバンテ時代は踵の怪我に悩まされたと明かしていた。リハビリは順調に進んでいるようで、「今はコンディションを整え、またプロのサッカー選手としてプレーするチャンスが巡ってくることを願っている。それが今の目標だ」と現役続行に強い意欲を示していた。今月には一部メディアからセリエAで最下位に沈むサレルニターナと契約する可能性が報じられたが、まだ加入には至っておらず、フリーの状態が続いている。経験豊富なCBの次なる新天地はどこになるのだろうか。