なぜ大橋祐紀をフリーにしてしまったのか…
左サイドに流れたシャドーの加藤陸次樹が右足でクロスを上げると、マリウス・ホイブラーテンの死角から前に飛び込んだ大橋祐紀が頭で合わせてゴールネットを揺らした。
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大橋祐紀が止まらない????
\加藤陸次樹のクロスにドンピシャヘッド????
新加入ストライカーがいきなり2ゴール⚽⚽????明治安田J1第1節
????広島×浦和
????#DAZN ライブ配信中#Jリーグ開幕 pic.twitter.com/Mgl9emzudt— DAZN Japan (@DAZN_JPN) February 23, 2024
このときに注目したいのは、なぜ大橋は簡単にフリーになってしまったのかということだ。クロスを上げる場面でゴール前は3対2で浦和が数的優位となっており、大橋は左サイドバックの渡邊が、ピエロス・ソティリウにはホイブラーテンがついている。ただ、右サイドから中野就斗がファーに走り込み、ソティリウがファーに流れた隙に、大橋がニアに走りこんだ。
渡邊は中野を気にしつつもソティリウをマークしなければならないが、ホイブラーテンがソティリウのマークを受け渡した瞬間に大橋に前に入られてしまった。
ただ、このシーンはゴールを決めた広島を褒めるべきだろう。浦和の課題が見えたのは34分のシーンの方だ。
左サイドのタッチライン際で東俊希がパスを受けるとともに、ソティリウが左サイドに流れた。東のクロスが相手に当たってソティリウの下へ転がり、ソティリウが下げたボールをダイレクトで満田誠が左サイドを駆け上がる東に送った。東はダイレクトでゴール前にクロスを上げ、大橋が頭で合わせる。シュートは枠を捉えられなかったものの、広島としてはいい形でフィニッシュまで持ち込んだシーンだった。