アジアサッカー・AFCチャンピオンズリーグ(ACL) 最新ニュース
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)ラウンド16、ヴァンフォーレ甲府対蔚山HD(旧・蔚山現代)が21日に行われ、2-1で勝利した蔚山が準々決勝進出を決めた。蔚山でプレーする江坂任は、韓国サッカーへの適応に苦労したと明かす。加入から1年が経った今の心境と加入当初の苦労を振り返っていた。(取材・文:元川悦子)
ヴァンフォーレ甲府を撃破。蔚山HDで輝く江坂任
2023/24AFCチャンピオンズリーグ(ACL)・ラウンド16に日本からは3チームが進んだが、山東泰山と対戦した川崎フロンターレがまさかの敗退。横浜F・マリノスは延長の末にバンコク・ユナイテッドを何とか下したものの、もう1つヴァンフォーレ甲府も韓国・Kリーグ王者・蔚山HD(旧・蔚山現代)相手に苦戦を強いられていた。
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甲府は15日の1stレグで0-3と大敗していたため、国立競技場での21日の2ndレグは4-0以上の勝利が必要だった。しかし、相手には直近のAFCアジアカップカタール2023で韓国代表として奮闘したGKチョ・ヒョヌやDFキム・ヨングォンらタレントが並び、サッカー日本代表経験のある江坂任もいる。非常に難易度の高いゲームになるのは間違いなかった。
勝利しかない甲府は序盤から積極的に攻勢に出た。最前線のピーター・ウタカとファビアン・ゴンザレスにボールを集める姿勢を鮮明にしていたが、彼らの前に立ちはだかったのが蔚山の徹底した堅守だ。確実に攻めを跳ね返すと、組み立てやパス出しに秀でた江坂を含めた中盤が確実に展開し、ゴール前につなげていく。そんな流れから開始早々の11分に早速、先手を取ったのだ。
起点となる背後へのパスを出したのは江坂。この日ボランチに入った背番号31はトップ下のイ・ドンギョン(14番)に縦のロングボールを的確に配球。そこからオム・ヴォンサン(11番)にラストパスが通り、シュートが左ポストを直撃。ファーから詰めたキム・ジヒョン(96番)が決め切る形だった。と江坂もしてやったりの表情でこう振り返る。