10位:山東泰山(中国)
【写真:Getty Images】
監督:チェ・ガンヒ
総市場価値:1311万ユーロ(約18億万3540万円)
最高額選手:クリサン(350万ユーロ/ 約4億9000万円)
総市場価値1311万ユーロ(約18億3540万円)で10位にランクインしたのは中国の山東泰山だ。かつてのように中国超級リーグでは大物外国人選手があまり見られなくなったが、それでも山東泰山の市場価値上位を占めるのは外国籍の選手たちである。チームに在籍する6名の外国人選手の市場価値の合計は765万ユーロ(約10億7100万円)で、実に全体の半分以上の金額である(なお、クラブには45名の選手が所属している)。
チーム最高金額の市場価値を持つのは、ブラジル人FWクリサン(350万ユーロ/ 約4億9000万円)だ。2022年4月にポルトガルのサンタ・クララから移籍したクリサンは加入後いきなりゴールを量産し、2022シーズンはリーグ戦31試合に出場し25ゴール10アシストを記録した。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)今大会でも得点を重ね、ここまで6ゴールで得点ランキングの首位タイに立っている。川崎フロンターレとのラウンド16第1戦では決定機を逸して無得点に終わったが、第2戦でも川崎にとって警戒すべき存在となるだろう。
その第1戦で出場はなかったが、ブラジル人FWゼカ(100万ユーロ/約1億4000万円)も注目選手だ。今冬に韓国の浦項スティーラースから加入した選手であり、2023シーズンは強靭なフィジカルを武器に33試合で10得点7アシストをマークしてKリーグのベストイレブンに選出されている。ACLでも通算11試合に出場して10ゴールと得点力を発揮している。チームにフィットして出場してくればクリサンとともに強力な攻撃ユニットを形成するかもしれない。