19位:ジュビロ磐田
2023順位:J2・2位
監督:横内昭展(2年目)
補強禁止処分を課されながらJ1昇格を果たしたジュビロ磐田は、J1で生き残るために血の入れ替えを行った。新加入選手は4人のブラジル人を含む15人にも及び、横内昭展監督の下で2024シーズンに臨む。
昨季の正GK三浦龍輝の前に立ちはだかるのは、FIFAワールドカップ3大会出場の川島永嗣だ。開幕直後に41歳となる大ベテランにかかる期待は大きい。昨季のJ2アシスト王・鈴木雄斗が抜けた右サイドには西久保駿介、ベテランの遠藤保仁、山本康裕が抜けた中盤には中村駿と平川怜が加わった。前者はJ1でのプレー経験があり、後者はJ2では屈指の司令塔に成長している。
残留するためには、ブラジル人の活躍が必要不可欠だ。特に得点力という部分でマテウス・ペイショットには2桁得点は欲しいところ。ブルーノ・ジョゼはサイドから個で打開できるアタッカーで、ウェベルトンは伸びしろのある21歳のFW。レオ・ゴメスは中盤の底でかつてのドゥンガのようにチームを鼓舞する。彼らがチームにフィットしなければ厳しい戦いを強いられる。彼らが持つ能力が発揮する環境が整えば、J1残留というミッションが現実的なものとなる。