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Jリーグ 9か月前

「大迫勇也をどう封じたのか」川崎フロンターレ19歳高井幸大は「経験を積めば間違いなく世界に出る」【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

「大迫勇也をどう潰すか」「今日の経験がすごく生きる」


「大迫選手をどう潰すのかが一番重要なポイント。(彼は)基本的に強いので、クリーンに奪おうという意識はなくて、ファウルくらいの気持ちで(激しく)やってました。カウンターのところで少しやられる場面がありましたけど、チーム全員で素早く帰陣することができましたし、よかったと思います」

 集中力を切らさなかった高井は丸山らとともにエース封じを最後まで完遂。1-0で勝利し、高井は2024年初陣で大きな手ごたえをつかんだのである。

「彼はすごく可能性のある選手。これからもっと経験を積めば、日本代表のユニフォームを着て世界に出ていくことも間違いなくあると思う。そういった意味でも今日みたいな経験がすごく生きてくると思います」

 かつて日の丸をつけた経験のある相棒・丸山が絶賛した通り、高井のポテンシャルの高さは誰もが認めるところだ。

 実際、トップ昇格2年目だった昨季5月にはFIFA U-20ワールドカップに参戦し、不慣れな右サイドバック(SB)を主戦場としたが、高度な国際経験を積んで帰国。その後は川崎のDF陣の負傷者続出も重なり、コンスタントに試合に出続けるチャンスを得た。

 9月にはAFC U-23アジアカップ予選のメンバーにも招集され、パリ五輪も視野に入ってきた。けれども、そこからチームに戻った後はJ1の出番が激減。外から試合を見る機会が多くなってしまった。本人も神妙な面持ちで昨季をこう振り返る。

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