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2023/24シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)が現地時間13日に再開する。冬の移籍市場も終わり、ベスト16に生き残った各チームの現在の戦力は気になるところだ。今回は、各チームの戦力を4項目(攻撃力、守備力、選手層、勝負強さ)に分けて数値化(各25点の100点満点)し、ランキング形式で紹介する。
【写真:Getty Images】
6位:パリ・サンジェルマン(フランス)
監督:ルイス・エンリケ(1年目)
23/24CLグループリーグ成績:2勝2分2敗(2位)
戦力値:83(攻撃力22、守備力20、選手層23、勝負強さ18)
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今季よりルイス・エンリケを新監督に迎えたパリ・サンジェルマン(PSG)は、国内リーグで首位を独走している。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではドルトムント、ニューカッスル、ミランと同居した“死の組”を2位で突破するなど、各コンペティションでまずまずの結果を残してはいるが、悲願のビッグイヤーに手が届く可能性は今のところ高いとは言えない。
夏にイ・ガンイン、ミラン・シュクリニアル、リュカ・エルナンデス、ランダル・コロ・ムアニ、ウスマン・デンベレら国内外から大量に即戦力級を補強しており、選手層は今大会屈指のものがある。やや前線が人員過多で、それに伴い指揮官が起用法に頭を抱えている印象は否めないものの、独走中の国内リーグでCLに向けた大胆なターンオーバーを採用するリスクが低い点は大きなメリットだ。
しかし、選手こそ揃っているが、チームとしての成熟度は決して満足できるレベルにない。攻撃陣に1人で戦局を変えるだけの力を持つキリアン・エムバペという最強の武器がいるがゆえ、やはり彼に頼った形が散見される。今季公式戦で2桁ゴールを超えているのがエムバペのみという事実は、偶然で片付けられないだろう。また守備もマルキーニョス、L・エルナンデス、マヌエル・ウガルテら個人能力によって解決されることがほとんどで、とくに被カウンター対応には大きな課題を残している。それでも国内リーグでは個で叩き続けて結果を出せるが、CLレベルでは致命傷になりかねない。
そしてPSGが優勝候補と言えない最大の理由は、やはり勝負弱さだろう。ビッグイヤー獲得経験のあるL・エンリケが監督となっても勝者のメンタリティーを植え付けることは難しく、今季CLグループリーグでは対戦相手が厳しかったとはいえ2勝しかできず、2位通過に終わった。もはやクラブ以上の存在となってしまったエムバペのご機嫌に左右されやすい点も含め、例年通りあっさりと大会から姿を消すことになったとしても不思議ではない。
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