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【写真:Getty Images】
バルセロナはUEFAチャンピオンズリーグの決勝トーナメント1回戦でナポリとあたる
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の決勝トーナメント1回戦が現地時間21日に行われ、バルセロナがアウェイでナポリと対戦する。この試合を前に、スペインメディア『SPORT』がバルセロナの現状に対して懸念を5つ指摘した。同メディアは「未解決の要素がある」と述べ、守備面などに課題を挙げている。
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『SPORT』は、ラ・リーガ首位のレアル・マドリードと10ポイント差のあるバルセロナ、現在セリエA9位に沈むナポリに対し「どちらも安定していない」と前置きした上で、チームの問題点を並べている。
1つ目は守備について。シャビが会見で「我々は守備面で力を発揮できていない」と度々発言していることを受け、同メディアは「24試合で33失点はありえない」と批判した。堅守であった前シーズンと比べて、「選手間のサポートバランス、リトリート、重大な個人エラー」に問題があることを示し、「この一連の不具合を修正する余地はもはやない」と述べている。
2つ目はピボットの不在。『SPORT』は今夏にジローナから移籍してきたオリオール・ロメウについて「うまく馴染めなかった」と評価しており、直近2試合でシャビ監督はこのポジションにアンドレアス・クリステンセンを起用しているものの、「適切な人物なし」と見解を示した。
3つ目がラテラル(サイドバック)の混乱。アレハンドロ・バルデの負傷離脱により、同メディアは「ジョアン・カンセロが本来の右サイドから左へ移らなければならず、右にはセンターバックを希望するジュール・クンデを配置しなければならない」と指摘する。サイドバック問題についても、「何が解決策なのか見極める必要がある」と述べた。
4つ目に最適なシステムが決まっていないことが挙げられている。「シャビはこの2試合で見せているような、クリステンセンを中盤の底に置いた布陣を維持するだろうか?あるいはラミン・ヤマル、ロベルト・レヴァンドフスキ、ラフィーニャを純粋な3トップとして使うだろうか?」と疑問を投げかけ、解を探っている。
そして最後はヨーロッパのビッグクラブとの近年の戦績である。昨シーズンのCLグループステージでバイエルン・ミュンヘンやインテルに1勝も挙げられなかったことを引き合いに、「対トップ層への懸念」を表明した。『SPORT』は結びとして、「チームがどれだけ成熟しているかが試される」と述べ、ナポリ戦を見据えている。
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