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日本代表 9か月前

期待外れ…。アジア杯ワーストイレブン。残念な結果に終わった11人、サッカー日本代表からは…【アジアカップ2023】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

SB:菅原由勢(日本代表)

日本代表DF菅原由勢
【写真:Getty Images】


所属クラブ:AZ(オランダ)
生年月日:2000年6月28日
アジアカップ2023成績:2試合0得点0アシスト

 グループリーグの2試合で苦しんだ菅原由勢に挽回のチャンスは訪れなかった。この攻撃的SBは第2次森保政権で右SBのポジションを確固たるものにしていたが、自身初のA代表での国際大会は悔しい日々となってしまった

 ベトナム代表との第1節では、対峙した19歳MFグエン・ディン・バックに大苦戦。攻撃時の菅原のポジションが高すぎることもあって守備で後手を踏み続け、あわやレッドカードやPKという危険なタックルを仕掛けた場面もあった。

 そしてイラク代表戦の第2節も前半終了間際にタッチライン際で相手選手にぶち抜かれて、そこを他の守備陣でカバーできずに失点。空中戦という弱点も狙われ、ひたすら日本代表の右サイドにロングキックを放り込まれ続けた。こうした苦しいパフォーマンスから第3節からは毎熊晟矢が起用され、今大会に限っては序列が逆転している。決勝トーナメントでは一度も出場機会が訪れず、自身初のA代表での国際大会は不完全燃焼のまま終わりを迎えた。

SB:伊藤洋輝(日本代表)

日本代表DF伊藤洋輝
【写真:Getty Images】

所属クラブ:シュトゥットガルト(ドイツ)
生年月日:1999年5月12日
アジアカップ2023成績:3試合0得点0アシスト

 直近は日本代表と所属するシュトゥットガルトのどちらでも左SBとして起用されていた伊藤洋輝だが、今大会を通してのパフォーマンスは厳しいものがあった。

 南野拓実との縦関係となったイラク代表との第2節の前半は、得意ではない大外の上下をひたすら課される結果に。内側に絞る南野と本職がCBである伊藤の嚙み合わせの悪さから生まれてしまった現象で、これに関しての責任はベンチにあるだろう。ただ、その他の試合でも安定感はなかった。少なくとも中山雄太の方がプレーのクオリティが高かった。

 本来は188cmの身長があることから空中戦で強みを発揮して欲しかったところだが、イラン代表との準々決勝では、対峙したアリレザ・ジャハンバフシュに対して空中でボールを跳ね返すことができず。そのまま入れ替わられてクロスを上げられたシーンは多くの人の記憶に残っているだろう。CBの選手がボールを持った際の立ち位置も効果的ではなく、すぐに相手のプレスにハマるため、高い位置から圧力をかけてくるチームに対しての有効なプレーはゼロに等しかった。

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