フレン・ロペテギ
【写真:Getty Images】
生年月日:1966年8月28日
前職:ウォルバーハンプトン監督
今季プレミアリーグで最初の退任となったのがフレン・ロペテギだ。クラブと意見が対立したことにより、開幕1週間前に双方合意の下での契約解除でウォルバーハンプトンを去っている。
ロペテギは監督キャリアの当初はレアル・マドリード・カスティージャを指揮するなど、若手選手の育成に多く関わる機会が多く、2010年からはスペイン代表の年代別代表監督を務めた。後にA代表の主力となるダニエル・カルバハルやアルバロ・モラタらが中心となるチームで、U-19欧州選手権とU-21欧州選手権の制覇を成し遂げている。
2016年に就任したスペイン代表では、自らが年代別代表監督時代に指導した選手とアンドレス・イニエスタやセルヒオ・ラモスらベテラン選手を上手く嚙み合わせて、就任から全20試合で無敗をキープ。ところがロシアワールドカップ開幕直前にレアル・マドリードの監督に就任することが発表されると、スペイン代表を解任されてしまった。
その後、率いたセビージャでは2019/20シーズンにUEFAヨーロッパリーグ(EL)を制覇。昨季途中から指揮したウルブスでは最下位に沈んでいたクラブを見事に蘇らせて、最終的には安全圏の13位でのフィニッシュを成し遂げた。クラブでも代表でも実績十分の57歳のスペイン人監督を招聘したいチームは多いはずだ。