日本代表は2022年に開催されたカタールワールドカップのグループリーグでドイツ代表とスペイン代表を破る波乱を起こし、大きな話題を呼んだ。さらに、歴代最多連勝記録を更新するほど順調な戦いぶりを見せ、アジアカップに臨んでいる。しかし、アジアカップではグループリーグ初戦のベトナム戦で前半2失点を喫し、イラク戦で敗れるなど終始不安定な戦いを披露。最終的に準々決勝のイラン戦で負けて敗退したが、ここまでにクリーンシートは1試合も無かった。一方で韓国代表もグループリーグでは1勝2分、ぎりぎりの戦いを演じながら準決勝まで進んだが、最後は力尽きてヨルダン戦で0-2の敗戦を喫している。

　FIFAランキングのアジア勢で1位から4位を占める日本代表（17位）、イラン代表（21位）、韓国代表（23位）、オーストラリア代表（25位）の優勝候補は全て全滅し、決勝戦はヨルダン代表（87位）とカタール代表（58位）の対決となった。同紙は「韓国と日本、オーストラリアは2022年のカタールワールドカップで並んで16強に進出した。世界でも競争力を見せたが、アジアカップではFIFAランキングに相応しい競技力や結果を出せなかった。それだけアジアサッカーが平準化されたことを確認できる。過去にはアジアカップ参加国の差が大きかった。グループリーグでは一方的に格上チームが圧倒することが多かったが、今大会ではほぼ全ての試合が激しく展開された。韓国やイラン、日本、オーストラリアなども全てグループリーグで接戦を行っている。もう、アジア伝統の強豪たちもアジアカップに楽に取り組むことができなくなった。グループリーグやトーナメント序盤までも油断できない水準に達したのだ」と報じ、他国の躍進に危機感を募らせている。

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