14位:上田綺世
生年月日:1998年8月28日(25歳)
最新市場価値:900万ユーロ(約12.6億円)
所属クラブ:フェイエノールト(オランダ)
23/24リーグ戦成績:13試合1得点0アシスト
アジアカップで最も株を上げた日本代表選手の1人と言える上田綺世は、最新の市場価値が900万ユーロ(約12.6億円)だ。
上田はグループリーグの第1戦と第2戦でベンチスタートだったが、第3戦以降の3試合は先発起用された。初戦のベトナム代表戦で後半から起用されて1得点を記録すると、第3戦のインドネシア代表戦では先発起用に応えて2得点。チーム3点目は記録上オウンゴールだが、ほとんど上田のゴールであり、実質ハットトリック達成と言える働きだった。さらにラウンド16のバーレーン代表戦でも1得点を決め、日本代表のエースとして十分な働きを見せた。
ヨーロッパでも市場価値を高めている上田だが、所属するオランダのフェイエノールトでは、難しい状況だ。ここまでリーグ戦13試合に出場しているものの、得点はわずか1となっている。先発起用がないのは、メキシコ代表FWのサンティアゴ・ヒメネスがいるためだ。こちらはリーグ戦20試合出場で19得点を挙げている大エースであり、ヨーロッパのビッグクラブが関心を持っていると言われる才能だ。
それでも、上田はセンターフォワードの2番手として扱われており、チャンスがないわけではない。アジアカップでそうしたように、限られたチャンスで結果を出せば、ピッチに立つ時間が増えていくかもしれない。