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Jリーグ 10か月前

一体どこへ行った!? Jリーグを退団した外国人選手10人の去就。2023シーズン限りで日本を去った助っ人たち

text by 編集部フォーカス photo by Getty Images

FW:ブレッシング・エレケ(ナイジェリア)

鹿島アントラーズのブレッシング・エレケ

【写真:Getty Images】


生年月日:1996年3月5日(27歳)
前所属クラブ:鹿島アントラーズ
2023リーグ戦成績:2試合0ゴール0アシスト
現所属クラブ:無所属

 鹿島アントラーズでクラブ史上初めてのアフリカ国籍選手となったブレッシング・エレケだが、フォワードの選手として満足のいくパフォーマンスを見せることはできなかった。

 エレケは、2022年のサマートランスファーでKベールスホットVA(ベルギー)から鹿島へ移籍。同選手には、退団したFW上田綺世の穴を埋める点取り屋としての活躍が期待されていた。しかし蓋を開けてみれば2022シーズンのリーグ戦出場は4試合。昨季は同わずか2試合の出場に終わり、シーズン終了後に契約満了で退団することがクラブから発表された。最終的に鹿島では2シーズン在籍して公式戦通算6試合1ゴール1アシストという結果となっている。

 しかし、エレケにも同情の余地はある。鹿島加入が決まった当時の監督はルツェルン在籍時にも指導を受けたレネ・ヴァイラー監督であり、お互いによく知る関係だったのだが、その後まもなくして恩師ヴァイラー監督が解任。エレケにとってあまりにも不運な日本でのキャリアスタートだった。

 一方でポストプレーやヘディングシュートといった身長188cmの大きな身体を活かしたプレーは少なく、エレケ自身の強み・持ち味を与えられた機会で発揮できなかったことも事実。鹿島を離れた後は無所属となっているが、次なるクラブではその特徴を前面に出したダイナミックなプレーを見せてくれることに期待したい。その新天地候補はいまのところ有力な情報はなく、ナイジェリア人ストライカーの今後の動きに注目だ。

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