MF:オストン・ウルノフ(ウズベキスタン代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:2000年12月19日(23歳)
所属クラブ:無所属
AFCアジアカップ2023成績:5試合0得点1アシスト
今大会でベスト8に進出を果たしたウズベキスタン代表で背番号11を背負うオストン・ウルノフは、昨季限りでナフバホールを契約満了に伴い退団したためフリーの状況が続いている。
現在23歳のウルノフは19歳でロシアのウファに移籍。わずか半年でスパルタク・モスクワにステップアップを果たすなど、期待の逸材として注目されていたが、その後は思うような結果を残せなかった。しかし、昨年2月に母国リーグに復帰を果たすと国内リーグで9得点2アシスト、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)では3得点2アシストの活躍を披露し、復活を印象づけた。
ウルノフは典型的なウインガータイプの選手で、左サイドからのカットインシュートが最も得意としている形だ。ただ、様々なポジションをこなせるのも彼の特徴であり、今大会もストライカー、左WG、トップ下と3つのポジションでプレー。キャリアを通して右SBとしての経験が30試合以上あるなど、どこでもプレーできる万能性も持ち味である。
課題を上げるとすればWG特有のムラッケだろうか。ドリブルで運んでなんぼの選手なため、これが止められてしまうとロストマシンと化してしまう。今大会も良い試合と悪い試合がハッキリしていた印象だ。ウルノフはAFCアジアカップ2023を格好の”就活”の場として活用することができたのだろうか。その成果は間もなく明らかになるだろう。