サッカー日本代表が密かに準備する秘策?
もう一案として考えられるのが、3バックの採用だ。イランは大黒柱のサルダル・アズムンとカリム・アンサリファルドの長身FW2枚を同時起用してくる可能性もあるため、森保監督としては冨安健洋、板倉滉と町田浩樹の3枚を最終ラインに並べ、右サイドに毎熊か菅原、左に三笘という配置にすることも十分あり得る。
そうすれば、伊東が不在のマイナス影響を最小限にとどめられるし、空中戦やリスタートで劣勢に陥るリスクも軽減できる。もしかするとイラク戦では最初からこの形を採るかもしれない。
いずれにしても、伊東抜きの戦い方をしっかり確立していかなければ、イランを倒すのはもちろんこと、先々のカタール代表や韓国代表といった宿敵を撃破して頂点に立つのは難しくなる。
これまでアジアでは伊東の個の力に依存しがちだった試合もあるだけに、ある意味、今回のアクシデントは伊東への依存を脱却するいい機会になるかもしれない。異なる戦い方を見出し、それで勝ち切り、チームとしても一皮むけること。そういった理想的なシナリオを現実にしたいものである。
(取材・文:元川悦子【カタール】)
【関連記事】
日本代表、イラン戦のTV放送・配信予定・キックオフ時間は?
サッカー日本代表、イラン戦予想スタメン全選手紹介&フォーメーション
英国人が見たサッカー日本代表「驚いた!」「鈴木彩艶はまた…」「浅野拓磨は少し…」
【了】