サッカー日本代表が得点を重ねる“流れ”
31分に毎熊晟矢のスーパーミドルから堂安律が先制。左サイドにひきつけてから中央へ展開、中央へ絞っていた毎熊のポジショニングが良く、ポストを直撃したシュートも圧巻。得点自体は個人技によるところが大きいが、そうなる流れではあった。
49分に久保建英が追加点。久保が高い位置でボールを奪って上田へパス。上田は堂安と交錯してシュートを打てなかったが、バーレーン代表DFがとっさに蹴ったボールが裏へ抜け出していた久保へのラストパスのような形になり、久保はほぼ360度回るような反転シュートを逆のポスト際へ決めた。ラッキーな形ではあったが、あの体勢からファーサイドへ持っていった久保のシュート力が見事だった。
56分には久保の巧妙なパスを起点に上田がGKとの1対1になるがオフサイド。61分、毎熊のパスで上田が裏へ抜け出して中央へパス、守田英正がもう1つ流して中村敬斗がネットを揺らすが、上田の飛び出しが際どくオフサイドでノーゴール。しかし、コンパクトな守備ブロックをくぐって裏をつく形が出はじめる。
伊東純也、三笘薫の強力なサイドアタックを欠いて、前半はなかなか崩し切れなかったが後半は決定的なチャンスを作れるようになっていた。ところが、64分に急にバタついて失点してしまう。