フットボールチャンネル

日本代表 10か月前

「私が監督なら…」鈴木彩艶を外すのは得策か?サッカー日本代表「検討の余地がある…」【英国人の視点/アジアカップ2023】

シリーズ:英国人の視点 text by ショーン・キャロル photo by AFC

サッカー日本代表 最新ニュース

サッカー日本代表はAFCアジアカップカタール2023のグループステージを2位で通過し、31日にラウンド16でバーレーン代表と対戦する。イラク代表に敗れるなど、ここまでの戦いは決して楽ではなく、決勝トーナメントに向けて検討の余地があるポジションがいくつかあるはずだ。(文:ショーン・キャロル)


否定的な意見も多いサッカー日本代表のパフォーマンスだが…

サッカー日本代表GK鈴木彩艶
【写真:2024 Asian Football Confederation (AFC)】

 ここまでのアジアカップでの日本代表のパフォーマンスについては、否定的な論調が多い。たしかに、グループステージでは多くの問題が出てきたものの、最終的にはそれほど苦労することなくラウンド16を突破した。

アジアカップはDAZNが独占配信!
月額720円お得に観るならDMM×DAZNホーダイ[PR]


 例えば、ベトナム戦ではラッキーな失点と不運な失点があったものの、その後はうまく立ち回って4-2で勝利した。次の試合ではイラクに1-2で敗れたものの、3試合目ではインドネシアを圧倒し、バーレーンとの有利なラウンド16進出を決めた。

 確かに2位通過を果たせば、韓国との厳しい戦いが待っていたかもしれない。しかし、そうならなかったということは、最近のアジアカップで軽視できる相手などほとんどいないことを意味している。韓国はグループEで1勝しかできず、ヨルダン戦では終盤に同点に追いつかれ、マレーシア戦では試合終了間際に同点ゴールを決められている。

 それに加えて、主力選手が怪我から復帰したばかりであること、あるいは三笘薫の場合はまだ復帰していないこと、そして欧州組の選手たちの到着が遅かったためにチームとしての準備期間が限られていたこともある。スタートダッシュに遅れたことを日本代表はあまり心配する必要はないだろう。

 チャンピオンチームは最初から対戦相手を叩きのめすのではなく、手探りで試合に臨むことが多い。そして、グループリーグ最終戦から水曜日のバーレーン戦までは1週間あり、森保一監督には課題を解決するのに十分な時間が与えられている。

 インドネシア戦におけるパフォーマンスは、多くのことを考えさせる材料になっただろう。私が森保監督なら、最初の2試合に先発したチームとは対照的に、このチームを中心に決勝トーナメントに臨むだろう。

1 2 3

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!