8位:ガンバ大阪
昨季のガンバ大阪は低空飛行の序盤戦から8戦無敗と急浮上した中盤戦を経て、後半戦で急降下した。結果が求められるダニエル・ポヤトス政権2年目の今季に向け、ガンバは大型補強に踏み切った。総勢13人の新加入選手を迎え入れ、20チームとなったJ1リーグで上位を目指す。
なかなか固定できなかった最終ラインには、中谷進之介という軸になり得るセンターバックを獲得し、同じく新加入の坂圭祐と既存戦力の三浦弦太、福岡将太らとポジションを争うことになる。サイドバックにもベテランの松田陸と若い中野伸哉を加えてレベルアップしている。
ポヤトス政権で評価を高めた山本悠樹の退団は痛手だが、鈴木徳真は徳島時代にポヤトスの指導を受けた経験があり、フィットにはそこまで時間がかからないだろう。山田康太と山下諒也は昨季のガンバに足りなかったアタッキングサードのクオリティを高めてくれるポテンシャルを持っている。
東口順昭が昨年末に右膝内側半月板損傷による手術を受けたが、昨季横浜F・マリノスで主力を担った一森純が復帰しており、大きく戦力が落ちることはないだろう。昨季の陣容は帯に短し襷に長しという感が否めなかったが、今季はその課題を埋められる新戦力が集まった。相対的に見ても期待感が持てる補強と言えるが、それを順位に反映させることはできるのだろうか。