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日本代表 10か月前

あまりにも残念…。アジアカップ・グループリーグのワーストイレブン。サッカー日本代表からは…【アジアカップ2023】

シリーズ:アジア杯ワーストイレブン text by 編集部 photo by Getty Images

MF:アマドーニ・カモロフ(タジキスタン代表)

タジキスタン代表MFアマドーニ・カモロフ
【写真:Getty Images】


所属クラブ:イスティクロル
生年月日:2003年1月16日
アジアカップ2023成績:2試合0得点0アシスト

 グループリーグ第3節でレバノン代表に勝利したタジキスタン代表は、初のAFCアジアカップ出場でベスト16入りを果たした。その勝ち上がり方も80分、90+2分にゴールを奪った劇的な形で、試合終了後に喜びを爆発させていた。

 そんなポジティブな話題で溢れるタジキスタン代表だが、第2節カタール代表戦では物議を醸すシーンがあった。21歳の右WGアマドーニ・カモロフが相手選手に倒された後、その報復とばかりに違うカタール代表の選手の顎をスパイクで蹴り上げたのだ。

 事故ではなく、故意的にやったと思われるこの愚行は当然レッドカードの対象となり、カモロフは一発退場となった。今大会はグループリーグ終了時点で7枚のレッドカードが出ているが、その中でも最も印象が悪いファウルではないだろうか。彼のプレーそのものは良いものがあったが、このような悪行をすればワーストイレブンに入って当然だろう。

MF:ハリブ・アル=サーディ(オマーン代表)

オマーン代表DFハリブ・アル=サーディ
【写真:Getty Images】

所属クラブ:アル・ナフト(イラク)
生年月日:1990年2月1日
アジアカップ2023成績:3試合0得点0アシスト

 AFCアジアカップ2023開幕前までオマーン代表はかなり調子がよかった。大勝することはないが、対戦相手が格上、格下関係なしにロースコアの試合を展開できるチームで、決勝トーナメント進出さえできれば、過去最高のベスト16以上に進出できる可能性があった。しかし、結果は1分2敗でグループリーグ敗退に終わっている。

 その中でゲームキャプテンのハリブ・アル=サーディのパフォーマンスが上がらなかったのは誤算だった。痛恨だったのがサウジアラビア代表との初戦だ。この試合のオマーン代表は78分まで1-0でリードしていたが、アブドッラフマン・ガリーブと対峙したアル=サーディが中盤であっさりとドリブルでかわされると、そのままボックス内まで進入されて失点を喫した。

 [4-4-2]の中盤ダイヤモンドで戦うオマーン代表にとって、アル=サーディがプレーするワンアンカーのポジションは攻守において生命線だ。今大会を通じて彼は6回も相手選手にドリブルで抜かれてしまっており、フィルターとして機能しないことが多かった。核となる選手の調子が上がらなければ、チームが勝ち抜けるのは難しいだろう。

MF:パク・ヨンウ(韓国代表)

韓国代表DFパク・ヨンウ
【写真:Getty Images】

所属クラブ:アル・アイン(UAE)
生年月日:1993年9月10日
アジアカップ2023成績:3試合0得点0アシスト

 現在30歳のパク・ヨンウはユルゲン・クリンスマン監督によって大抜擢された選手だ。昨年6月の代表デビューからほぼ全試合に出場しており、ドイツ人指揮官の中での評価は高い。

 身長186cmと恵まれた体格の持ち主である同選手は、エアバトルをはじめフィジカルバトルでは強さを発揮するが、広大なスペースを守るタイプの選手ではない。韓国代表は中盤の間延びが顕著で、そこをカバーしきれていないのが現状だ。

 バーレーン代表との第1節にはヒヤリとした場面があった。キックオフから間もない時間帯に、相手選手へ強烈な膝蹴りを見舞ってイエローカードを貰ってしまった。これも被カウンターの場面でのプレーであり、後手に回ったときの厳しさを感じる場面だった。

 そしてヨルダン代表との第2節では、相手のCKからのクロスを自軍のゴールに頭で叩き込んで、オウンゴールを献上してしまった。クリンスマン監督からの期待とは対照的に、A代表では自身初の国際大会でやや苦戦を強いられている。

MF:サーレム・アル=ドーサリー(サウジアラビア代表)

サウジアラビア代表MFサーレム・アル=ドーサリー
【写真:Getty Images】

所属クラブ:アル・ヒラル
生年月日:1991年8月19日
アジアカップ2023成績:3試合0得点0アシスト

 一昨年のカタールワールドカップで、サウジアラビア代表FWサーレム・アル=ドーサリーがアルゼンチン代表相手に決めた衝撃のカットインシュートを覚えている人も多いのではないだろうか。

 しかし、今大会に限定するとロベルト・マンチーニ監督が率いるサウジアラビア代表の背番号10は不発に終わっている。絶不調というわけではないが、少なくとも好調ではない。得意のドリブルでシュートにまで持ち込めるのだが、最後の最後の精度が足りていない印象だ。

 オマーン代表との初戦でもコーナーフラッグ付近から狭いエリアを巧みなドリブルで突破してシュートを放ったが、これはコースがなかったこともあり相手GKに止められた。上記のシーンも含めて7本のシュートを放ちながら一度もネットを揺らせていないのは、彼のクオリティを考えれば良い結果とは言えない。ただ、ここからアル=ドーサリーのコンディションが上がってくるとなれば、サウジアラビア代表を止めることは難しくなるだろう。

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