フットボールチャンネル

日本代表 10か月前

なぜ呼ばれない? サッカー日本代表に招集されなかった実力者5人。アジアカップに必要だった?【アジアカップ2023】

シリーズ:日本代表に招集されない5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:鎌田大地(かまだ・だいち)

サッカー日本代表のMF鎌田大地
【写真:Getty Images】


生年月日:1996年8月5日
所属クラブ:ラツィオ(イタリア)
23/24リーグ戦成績:16試合1得点1アシスト
日本代表通算成績:31試合7得点4アシスト

 フランクフルトで活躍し、ヨーロッパ中から注目を集めた鎌田大地は、昨年夏にミラン移籍に迫りながらもこれが実現せず。急転直下、ラツィオにフリー加入することとなった。今思えば、この時から歯車が狂っていたのかもしれない。

 鎌田は加入当初こそ先発出場を続けていたが、強度の高い守備に定評のあるマテオ・ゲンドゥージが加入してからは同選手と大黒柱のルイス・アルベルトがインサイドハーフのファーストチョイスとなったことで、出場機会が減少。L・アルベルトの負傷離脱中は先発の機会があったが、背番号10が戻ってきた14日のレッチェ戦では出場できずに終わるなど、相変わらず序列は低いままだ。

 そうした現状もあって、鎌田には早くも移籍の噂が絶えない。ここ最近ではトルコの強豪ガラタサライへの移籍が目前に迫っているとも報じられている。いずれにせよ、ラツィオで苦しい日々を送っていることが、AFCアジアカップカタール2023のメンバー選考に影響を与えたと考えて良さそうだ。

 しかし、鎌田を呼ぶメリットはあったはずだ。現在の日本代表におけるダブルボランチの最適解は遠藤航と守田英正で、アタッキングサードで特徴を発揮するタイプではない。先日のイラク代表戦でもこの位置から攻撃の糸口を見出せていなかった。それを解決する意味でも、ポジショニングと配球力に優れリンクマンとして機能する鎌田は、クラブで不調とはいえ欲しい存在だった。今大会はゴールに絡むことができる田中碧もおらず、今後彼らの重要性を再確認する時がきたとしても不思議ではない。

【関連記事】
英国人が見たサッカー日本代表対イラク戦「終わりました」「浅野…なんで」「今日は日本の日では…」
なぜこうなった…。サッカー日本代表、イラク戦全選手パフォーマンス査定
【図解】日本代表、決勝トーナメント進出の条件は? 複雑な状況を整理。3位転落の可能性も…【アジアカップ2023】

アジア杯をDMM×DAZNホーダイで観る

【了】

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!