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日本代表 10か月前

なぜ呼ばれない? サッカー日本代表に招集されなかった実力者5人。アジアカップに必要だった?【アジアカップ2023】

シリーズ:日本代表に招集されない5人 text by 編集部 photo by Getty Images

FW:古橋亨梧(ふるはし・きょうご)

サッカー日本代表のFW古橋亨梧
【写真:Getty Images】


生年月日:1995年1月20日
所属クラブ:セルティック(スコットランド)
23/24リーグ戦成績:22試合8得点3アシスト
日本代表通算成績:21試合5得点2アシスト

 スコットランドの名門セルティックでエースとして活躍する古橋亨梧だが、日本代表では厳しい立場にある。カタールワールドカップに続き、AFCアジアカップカタール2023のメンバーからも外れた。現在29歳という年齢を考えても、今後どれだけ国際大舞台に縁があるかは不透明だ。

 古橋は昨年、日本代表として5試合に出場し、エルサルバドル代表戦とチュニジア代表戦の2試合でゴールを決めた。しかし、それ以外の試合ではあまりパッとせず。とくに同年9月に行われたトルコ代表戦ではフル出場しながらも決定機を逃すなど、厳しい内容に。アピールとしては物足りなかった。

 もともと、ここ最近ゴールを量産している上田綺世や森保一監督からの信頼厚い浅野拓磨を序列で下回る状況にあった中、昨年の活動で自身の価値を証明できなかったのは痛恨と言わざるを得ない。彼らに加え、守備で貢献できる前田大然が怪我から復活し、Jリーグ屈指の万能型FW細谷真大がアピールに成功したこともあり、古橋はアジア杯のメンバーから弾かれることになった。

 古橋が日本代表で活躍できない理由は、スタイルに合っていないからと言えるだろう。現在の同チームは人材豊富な2列目が主役で、CFには彼らに合わせた動きやそこを活かすプレーが求められる。しかし古橋は典型的なフィニッシャータイプであり、器用に幅広いタスクをこなせるわけではない。“王様”的立場にあるセルティックではその特徴を遺憾なく発揮できるものの、日本代表ではそうではなく孤立してしまうケースが散見される。また、守備面で見ても前田や浅野の方が献身性は高く、これらを踏まえると古橋の落選は仕方ないのかもしれない。

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