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敗れたイラク代表戦をベンチから見届けた佐野海舟

【写真：2024 Asian Football Confederation (AFC)】

　サッカー日本代表は19日、AFCアジアカップカタール2023・グループリーグD組第2節でイラク代表と対戦した。日本代表はこの試合に1-2で敗北し、グループ首位通過の可能性を失っている。試合から一夜明けた20日、佐野海舟がイラク代表に敗北した理由について語った。

　イラク代表戦では出番のなかった佐野。「個人の能力だったりというのは自分たちの方が相手よりずっと上だったと思っている」と述べた上で、この試合の敗因を次のように分析した。

「アジアの難しさっていうのは単純に出ていると思う。単純に相手の勢いだったり、勝ちたいという意欲だったりとか、そういうものが日本よりも上だったとは思った。試合を通して相手の方がそういう気持ちだったからああいう結果になったのかなと」

　イラク戦では、相手のロングボール戦術に対してセカンドボールを回収できず、百戦錬磨の遠藤航や守田英正は苦戦。試行錯誤を繰り返したが、なかなか流れを掴むことはできなかった。。この点については「やっぱり距離感だったりいろんな試合の展開がある。もちろんなかなかボールを拾えない時間帯もあると思っている。僕も含めて、チーム全体で次につなげていかないといけないところ」と反省点を挙げていた。

　次戦のインドネシア代表戦は、グループリーグ突破に向けて勝利しなければいけない大事な一戦。次戦に向けて佐野は「もう切り替えるしかないと思っている。次の試合で自分たちのサッカーをして、どう相手の対策をしてやっていくかだと思う。もう次に切り替えている」と気持ちを切り替えていた。

（取材：加藤健一【カタール】、構成：編集部）

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