FW:久保建英(日本代表)
所属クラブ:レアル・ソシエダ(スペイン)
生年月日:2001年6月4日
最新市場価値:6000万ユーロ(約84億円)
23/24リーグ戦成績:18試合6得点3アシスト
久保建英は、スペインで期限付き移籍を繰り返していたが、レアル・マドリードからレアル・ソシエダに移籍した2022/23シーズンにブレイクした。レアル・マドリードが650万ユーロ(約9億1000万円)の移籍金で手放した久保は、1年で市場価値が2500万ユーロ(約35億円)となり、現在は6000万ユーロ(約84億円)となっている。
2022/23シーズンのラ・リーガで9得点7アシストを記録した久保は、今季18試合のリーグ戦出場で6得点3アシストとなっており、得点ペースは昨季を上回っている。ソシエダ全体が久保の個の力を活かそうという戦い方をしており、その信頼に応えて結果を出しているところだ。
市場価値6000万ユーロは、韓国代表のキム・ミンジェと並んでアジア最高額である。キム・ミンジェは現在27歳。22歳の久保が、単独でアジア最高の選手と認められる日はそう遠くないかもしれない。
FW:ファン・ヒチャン(韓国代表)
所属クラブ:ウォルバーハンプトン(イングランド)
生年月日:1996年1月26日
最新市場価値:2200万ユーロ(約30億800万円)
23/24リーグ戦成績:20試合10得点3アシスト
韓国代表のファン・ヒチャンは、今季急激に市場価値を高めているFWだ。昨年6月に1200万ユーロ(約16億8000万円)だった市場価値は、わずか半年で2200万ユーロ(約30億800万円)まで上昇している。
ファン・ヒチャンは、2015年に加入したザルツブルクで南野拓実やアーリング・ハーランドとともに活躍して評価を高めた。しかし、ライプツィヒを経て2021年夏にウォルバーハンプトンに加入したあとは不振が続き、市場価値は下がる一方だった。
それでも、ファン・ヒチャンは2023/24シーズン序盤からゴールを量産している。昨季リーグ戦27試合で3得点だった選手が、すでに10得点を記録した。プレミアリーグで11位のウォルバーハンプトンでそれだけの得点力を発揮しているのだから、市場価値の上昇は当然と言えるだろう。
なお、センターフォワードとして日本人選手トップの市場価値は、古橋亨梧(セルティック)の1500万ユーロ(約21億円)だ。
FW:三笘薫(日本代表)
所属クラブ:ブライトン(イングランド)
生年月日:1997年5月20日
最新市場価値:5000万ユーロ(約70億円)
23/24リーグ戦成績:17試合3得点5アシスト
日本代表の三笘薫は、2021年夏に川崎フロンターレを離れてヨーロッパへ渡った。ベルギーのユニオン・サン=ジロワーズで経験を積み、2022/23シーズンからイングランドのブライトンで活躍しており、瞬く間に世界的な選手になっている。
爆発的なスピードとドリブルが武器の三笘は、もともと日本代表でジョーカー的な存在だった。その武器は世界トップレベルの選手が集まるプレミアリーグでも衝撃を与え、ブライトンの攻撃をけん引している。2022/23シーズンのリーグ戦で7得点6アシストを記録すると、今季もこれまでに3得点5アシストと結果を残してきた。まだ26歳と若く、さらなる上昇も期待できそうだ。
三笘は左足首の負傷のため、初戦のベトナム代表戦でベンチ外だった。その後も三笘のコンディションは逐一報じられており、周囲の関心の的であることがうかがえる。
なお、左ウイングとしては、韓国代表のソン・フンミンが三笘と同じ市場価値5000万ユーロ(約70億円)で並んでいる。その下は日本人選手が続いており、3位が南野拓実の1200万ユーロ(約16億8000万円)、4位が中村敬斗の1000万ユーロ(約14億円)、5位が前田大然の650万ユーロ(約9億1000万円)だ。