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現現地時間2024年1月12日にAFCアジアカップ2023がカタールで開幕した。出場する24ヶ国のうち、最も戦力が充実している代表チームはどこなのか。今回はこれまでの戦いを分析して数値化し、戦術やフォーメーションを紹介する。※「攻撃力」「守備力」「采配」の3項目を10点満点で評価し、平均値でランキング化
戦力値ランキング1位:日本代表
監督:森保一
FIFAランキング:17位
戦力値平均:9.3(攻撃力10、守備力9、采配9)
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日本代表がアジアカップ戦力値ランキングで1位に立った。英ブックメーカー『William Hill』での優勝オッズは1位の3倍。市場価値でも2位の韓国代表に1.6倍の差をつけた3億1840万ユーロ(約446億円)でダントツトップと、AFCアジアカップ2023に出場する他国と比較をしても群を抜いた戦力を持っている。
ただ、個人の能力が高いだけでなく選手層に厚みがあるのも特徴で、今回の代表メンバー26名のうち21名が海外クラブに所属をしている。ベスト16入りを果たしたカタールワールドカップの時と比較をしても現在のメンバーの方が強力だと言い切れるだろう。
それは直近の成績に表れており、日本代表はワールドカップ後の11試合で9勝1分1敗と好成績を残している。それも現在は怒涛の9連勝中で、その中にはドイツ代表やトルコ代表、チュニジア代表などワールドカップやユーロ(欧州選手権)に出場するクラスの相手がいたが、圧倒した試合をみせることができている。
その原動力となっているのが、アジアで最高値となる「10」をつけた「攻撃力」だ。特に二列目のメンバーは豪華で、ラ・リーガで圧巻の活躍を披露する久保建英(レアル・ソシエダ)や三笘薫(ブライトン)、伊東純也(スタッド・ランス)、堂安律(フライブルク)、南野拓実(モナコ)ら誰をスタメンに起用しても遜色ない選手たちが集まった。
「守備力」も「9」と、こちらも今回のランキングでトップタイに立った。冨安健洋(アーセナル)や板倉滉(ボルシア・メンヒェングラートバッハ)、遠藤航(リバプール)、守田英正(スポルティングCP)と確固たるセンターラインが確立されており、欧州で評価を高める町田浩樹(ユニオン・サン・ジロワーズ)らのような実力者をサブに置けるのは心強い。
懸念点があるとすれば、怪我明け、もしくは現在進行形で離脱をしている選手が多いことだ。三笘や久保、冨安、板倉、伊藤洋輝(シュトゥットガルト)、旗手怜央(セルティック)らのコンディションが万全であればダントツで優勝候補だろうが、勝ち進めば進むほど、彼らがどの程度プレーできるかによって結果が変わってきそうだ。
優勝を目指す上で重要となるのが、森保一監督のマネジメントと「采配」で、直近は現戦力の長所を活かすシステムで戦うことができているため、戦力値は「9」とした。怪我明けの選手が多いため、誰をどの試合で、どの状況で起用するかはトーナメントを勝ち上がる上で欠かせない。また累積警告のことも考えた采配を下す必要がある。日本代表が2011年大会以来のアジア王者に返り咲くには、森保監督の「采配」が欠かせない要素となるだろう。