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サッカー日本代表予想スタメン全選手紹介&フォーメーション。アジアカップ2023イラク戦。トップ下は久保建英か南野拓実か…

シリーズ:日本代表予想スタメン&フォーメーション text by 編集部 photo by Getty Images

MF:遠藤航(背番号6)

サッカー日本代表でキャプテンを務める遠藤航
【写真:Getty Images】


生年月日:1993年2月9日(30歳)
所属クラブ:リバプール(イングランド)
23/24リーグ戦成績:15試合1得点0アシスト
日本代表通算成績:56試合2得点4アシスト

 ベトナム代表戦に続いて、中盤には遠藤航が起用されるはずだ。リバプールでは元日までの29日間で9試合に出場するというハードな日程をこなしてドーハに乗り込んでいる。

 大会直前に行われたヨルダン代表とのテストマッチは出場を見送り、14日の初戦ではフル出場。ベトナム代表戦までは2週間弱空いたが、「コンディションはこれから上がっていく」と16日の練習後に話していたように、状態は徐々に上がっていくはずだ。最大7試合の長丁場となる今大会を戦い抜くためにも、遠藤はコンディションを終盤に向かってあげていくことになるだろう。

 ベトナム代表戦では2失点ともに関与してしまったが、個人の問題よりはチーム全体のオーガナイズの問題の方が大きいだろう。ディフェンスラインから最前線までをコンパクトに保ち、試合の主導権を握っていくためには中盤の底でかじを取る遠藤の存在が必要だ。ベトナム代表戦で南野拓実のゴールをアシストしたように、チャンスの起点となる鋭いパスにも期待が集まる。

MF:守田英正(背番号5)

サッカー日本代表MF守田英正
【写真:Getty Images】

生年月日:1995年5月10日(28歳)
所属クラブ:スポルティングCP(ポルトガル)
23/24リーグ戦成績:14試合1得点3アシスト
日本代表通算成績:29試合2得点3アシスト

 日本代表にとって、イラク代表戦はグループステージ最大の山場になるだろう。昨年のガルフカップ優勝国に油断は禁物で、前線と最終ラインのつなぎ目としてのバランス感覚に長ける守田英正は必要な存在になる。

 守田の強みは臨機応変に自身の役割を変化させられることだ。ダブルボランチの一角として最終ラインの前でパスを配球することも、アンカーとして全体をオーガナイズすることも、インサイドハーフとしてフィニッシュにかかわっていくこともできる。4バックと5バックを併用するイラク代表がどのような形で日本代表戦に臨むかは分からないが、守田がいれば柔軟に対応してくれるはずだ。

 17日のシュート練習ではミドルレンジから精度の高いシュートを何本も決めていた。昨季はポルトガルリーグで6得点を挙げているように、得点力の部分でもイラク代表戦では際立った活躍が見られるかもしれない。

MF:南野拓実(背番号8)

日本代表でプレーするFW南野拓実
【写真:Getty Images】

生年月日:1995年1月16日(28歳)
所属クラブ:ASモナコ(フランス)
23/24リーグ戦成績:16試合5得点4アシスト
日本代表通算成績:53試合20得点11アシスト

 ベトナム代表戦では南野拓実が2得点1アシストと大車輪の活躍を見せた。途中出場した久保建英も投入直後に上田綺世のチーム4点目をアシスト。トップ下の起用は悩ましいところだが、イラク代表戦はベトナム代表戦と同じ形でスタートすると予想する。

 所属するASモナコで今季16試合6得点5アシストという素晴らしい結果を残して、南野はカタールに乗り込んだ。16日には29歳の誕生日を迎え、「今が一番いいと思っている」と好調ぶりを実感している。味方を活かすプレーの巧さは久保に分があるが、好調時にここ一番で決めてくれる期待感は南野が上回る。

 イラク代表は組織的にも整備されており、フィジカルでも他の2チームを上回る。リーグアンで身体能力に長けるディフェンダーと対峙してきたからこそ身に着けてきた活躍する術を、イラク代表戦で発揮することはできるだろうか。

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