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イラク代表の背番号10を背負うのは誰？

　サッカー日本代表は19日、AFC アジアカップ カタール 2023・グループD第2節でイラク代表と対戦する。アジアカップ優勝へ向けて今回立ちはだかるのはイラク代表。日本代表が警戒しなければいけないイラク代表の背番号10とは何者なのか。

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　アジアカップで背番号10をつけるのは、イラクのアル・ショルタでプレーする23歳のモハナド・アリだ。同クラブの下部組織でプレーしていたアリは、2014年に13歳と279日という若さでトップチームデビューを果たした神童である。各年代別のイラク代表にも選出されており、前回のアジアカップでは18歳ながら全4試合にスタメン出場し、2得点を記録している。

　怪我の影響もあり2021年10月以降は代表から遠ざかっていたが、2023年10月のカタール代表との国際親善試合で代表復帰を果たすと、同年11月21日に行われたベトナム代表とのFIFAワールドカップ26アジア2次予選では決勝ゴールを決めて、イラクを勝利に導いた。

　今大会の初戦となったインドネシア代表戦ではワントップでスタメン出場を果たすと、17分に一瞬の隙を見逃さず、抜群のスピードでルーズボールにいち早く反応。GKとの1対1を制して先制ゴールを奪ってみせた。アリのスピードは非常に脅威となる。

　アリはストライドが大きく、非常にダイナミックなドリブルをする選手だ。スピードに乗られると止めるのは難しい。さらに、代表通算38試合で17ゴールを決めているだけに決定力も抜群。ペナルティエリア外からも積極的にゴールを狙ってくる。この男を止めなければ、日本の勝ち点3は見えてこないだろう。

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