17位:町田浩樹(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ/ベルギー)
【写真:Getty Images】
生年月日:1997年8月25日
市場価値:600万ユーロ(約8.4億円)
23/24リーグ戦成績:17試合0得点0アシスト
日本代表通算成績:6試合0得点0アシスト
ベルギー1部のロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズでプレーする町田浩樹は左利きの大型センターバックである。鹿島アントラーズの下部組織で育ち、2016年にトップチームへ昇格となった。当初は昌子源と植田直通という2人の日本代表CBの牙城を崩すことができず、1年目はリーグ戦での出場はなかった。
植田が2018年7月、昌子が2018年12月にそれぞれ海外移籍となると、町田の出場機会が増えるようになる。東京五輪にも出場した町田は、Jリーグ屈指のCBにまで成長。2022年1月に先輩たちの道を辿るように海外移籍を果たしている。
190cmと長身の町田の「フィジカル」は「80」超え。海外の選手相手にも屈しない「フィジカル」の強さを持ち、対人守備が強いため「守備」の数値も79.3と高い。さらに「IQ」が「74.8」。鹿島では大岩剛監督などCBで活躍していた偉大な先輩からも指導を受け、レギュラーの座を掴み取った。ベルギーでは現在も主力としてプレーしており、戦術の違いは大きいはずだが、それでも試合に出られるということは戦術理解度が高いからだろう。
攻撃が「50.8」と低く、今回のランキングのCBの中で最低の数字。もちろん、CBは守備が一番の仕事ではあるが、過去に日本代表でCBを担ってきた吉田麻也や田中マルクス闘莉王氏などはセットプレーなどから幾度もゴールを奪ってきた。冨安健洋や板倉滉などからポジションを奪うには、攻撃面の強化も必要となるかもしれない。