7位:2007年
開催国:インドネシア、マレーシア、タイ、ベトナム
アジア杯成績:4位
監督:イビチャ・オシム
2006年のワールドカップ終了後にジーコ監督が退任した日本代表は、イビチャ・オシム監督を招へいし、多くのメンバーを入れ替えた。中村俊輔、高原直泰、中澤佑二、川口能活といった頼れるベテランは残しつつも、新しいチームづくりを進め、水野晃樹や羽生直剛など、ジェフユナイテッド千葉でオシム監督が鍛えた選手たちが呼ばれている。
日本代表はカタール代表との初戦でドロースタートとなったものの、続くUAE代表戦とベトナム代表戦は勝ちきり、無事に決勝トーナメントに進んだ。しかし、決勝トーナメント1回戦でアジア杯初出場のオーストラリア代表に苦戦。PK戦の末に勝ち上がったものの、準決勝でサウジアラビア代表に負けてしまった。韓国代表との3位決定戦は0-0で、PK戦の末に4位フィニッシュとなっている。
オシム監督は、チーム全体を連動させることに長けた指揮官で、1つのプレーに多くの選手が絡むアクションで相手を揺さぶることができた。しかし、パスにこだわるあまり、個で崩しきれないシーンが目立ち、攻撃面の課題が浮き彫りになった大会でもあった。