DF:菅原由勢(背番号2)
生年月日:2000年6月28日(23歳)
所属クラブ:AZアルクマール(オランダ)
23/24リーグ戦成績:16試合0得点4アシスト
日本代表通算成績:9試合1得点1アシスト
右サイドバックは菅原由勢と毎熊晟矢の2人が大会を通してプレータイムをシェアしていくことになりそうだ。9月、10月、11月の6試合で、両者は同一シリーズで1試合ずつ先発している。ただ、コンディションという点でオフ明け間もない毎熊は上げていく過程にあり、初戦は菅原になるだろうと予想する。
オランダの強豪AZアルクマールに在籍する菅原は20日の国内カップ戦で延長戦を含む120分プレーし、一時帰国して国内合宿から参加。タイ代表戦では試合終盤の10分強プレーしている。唯一不安があるとすれば昨夏のシーズン開幕からフル稼働し続けていることで、AZでは今季すでに27試合、出場時間は2387分にも及ぶ。日本代表でも菅原の存在は不可欠になりつつあるだけに、コンディションには細心の注意を払う必要がありそうだ。
ベトナム代表戦で苦戦する恐れがあるとすれば、相手が人数をかけて攻めあぐねたときだろう。厚みのある攻撃を展開してチャンスを作り続けるためには、右サイドバックの菅原のクオリティが重要になる。11月のシリア代表戦で決めたミドルシュートのように、フィニッシュワークに絡む活躍にも期待が膨らむ。
DF:伊藤洋輝(背番号16)
生年月日:1999年5月12日(24歳)
所属クラブ:シュトゥットガルト(ドイツ)
23/24リーグ戦成績:12試合0得点2アシスト
日本代表通算成績:13試合1得点1アシスト
中山雄太の完全合流が遅れたこともあり、ベトナム代表戦の左サイドバックには伊藤洋輝が入ることが濃厚だ。このポジションは最大7試合が予定される中で両者を使い分けていくことになりそうだ。
これまでシュトゥットガルトでは3バックの左に入ることが多かった伊藤だが、昨年4月に就任したセバスティアン・ヘーネス監督は4バックを指揮、伊藤を左サイドバックで起用している。日本代表と同じポジションで起用されていることは、伊藤のパフォーマンスを上げる一助になっているはずだ。1対1の守備の強さは言うまでもなく、攻め上がるタイミングやフィニッシュにつながるクロスの質は高い。リーグ3位と好調のシュトゥットガルトで先発し続けるに値するパフォーマンスを見せている。
昨年11月25日のフライブルク戦で筋肉系の負傷をしたため、一足先にウィンターブレイクに入り、日本で治療に専念。年末の国内合宿にも参加したがタイ代表戦には出場せずにアジアカップに照準を合わせている。