サッカー日本代表 最新ニュース
AFCアジアカップカタール2023に臨むサッカー日本代表のメンバーが1日に発表された。サッカーという競技の特性上、彼らの能力を数値化するのは極めて困難であることを承知の上で、今季のスタッツを分析し、5項目に分類して数値化を試みた。ここでは日本代表メンバーの能力値をランキング形式で紹介する。(成績、市場価値は『transfermarkt』を参照。発表時のメンバーが対象)
10位:板倉滉(ボルシア・メンヒェングラートバッハ/ドイツ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1997年1月27日
市場価値:1500万ユーロ(約21億円)
23/24リーグ戦成績:7試合2得点0アシスト
日本代表通算成績:22試合1得点1アシスト
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2019年からヨーロッパでのプレーを続ける板倉滉は、今やビッグクラブからも注目される存在となった。当然ながら日本代表でも確固たる地位を築いており、昨年だけで6試合に出場。とくに冨安健洋とのセンターバックコンビは鉄壁で、昨年9月には強敵ドイツ代表を最少失点に抑えて見せた。
「フィジカル」の数値はランキング内で2番目に高い「88.7」を記録した。188cmの長身を誇り、地上&空中問わず対人戦で抜群の強さを発揮するだけでなく、巨体には似合わぬスピードも兼備。背後を取られてもすぐにカバーできるその速さは、日本代表を含め、ハイラインを保って90分間を過ごすチームにとっては大きな魅力だ。
もちろん板倉の守備の凄さは身体能力に頼ったものだけではない。ポジショニングや危機察知能力にも優れており、ぎりぎりでシュートをブロックする粘りのあるプレーも目立つ。なかでも、2022/23シーズンのブンデスリーガ第4節、バイエルン・ミュンヘン戦でレロイ・サネの深い切り返しにくらいつき、最後は片足でシュートをブロックしたスーパープレーは大きな話題となった。
こうした高い守備能力に加え、巧みな持ち運びや高質なロングフィードなどボール「スキル」も優れており、ビルドアップでも貢献する板倉はまさに弱点の少ない選手。カタールワールドカップに続き、AFCアジアカップカタール2023でもその能力を余すことなく発揮してくれるだろう。