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Jリーグ 11か月前

一気に評価アップ! Jリーグ“ブレイク”ランキング1~10位。2023年、最も市場価値を上げたのは?

シリーズ:市場価値上昇ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

4位:西村拓真(横浜F・マリノス)

横浜F・マリノスの西村拓真
【写真:Getty Images】


生年月日:1996年10月22日(27歳)
市場価値の上昇額:40万ユーロ(約5600万円/50%UP)
市場価値の変動:80万ユーロ(約1億1200万円)→120万ユーロ(約1億6800万円)
2023リーグ戦成績:32試合3得点3アシスト

 西村拓真は、ベガルタ仙台でプロデビューしたときから注目されていたが、ロシアのCSKAモスクワへ加入したあとで市場価値を落としていた。それでも、2022年に横浜F・マリノスに加入してから再び市場価値を上げ、現在は2019年6月に記録した自身最高額の120万ユーロ(約1億6800万円)に並んでいる。

 ゴールへ向かう迫力が最大の武器である西村は、2列目でチャンスメイクをしながら、驚異的な推進力でフィニッシュに絡むことができる。相手にボールを奪われたら、自慢のスピードを活かした強烈なプレスでファーストディフェンダーとしてチームに貢献してきた。出場すれば走行距離上位に入るのは当たり前で、J1第2節・浦和レッズ戦で記録した14.38kmという数字は、2023シーズンのJ1全体でトップの走行距離だ。

 ただ、西村が次のアップデートで自身の市場価値最高額を更新できるかは微妙なところだろう。2022シーズンはJリーグで10得点を挙げていたが、2023シーズンは3得点どまりだった。優勝した2022シーズンに比べてインパクトが薄れた印象は拭えないため、大きな上昇は難しいかもしれない。

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