「フロンターレのときは『はい、はい』という感じで憲剛さんの話を聞いていましたけど、いまは…」
「フロンターレのときは『はい、はい』という感じで憲剛さんの話を聞いていましたけど、いまはもうちょっとこう……自分も大人になったので、いろいろと話せるかなと思っています」
選出されれば初めて臨むアジアカップで、板倉が放つ存在感がさらに大きくなる可能性もある。怪我でプレミアリーグを欠場中の冨安健洋の回復具合が不透明となっているなかで、例えぶっつけ本番になったとしても、板倉の経験値は森保ジャパン全体に安心感を与える。
「代表の状態が非常にいいなかで、誰と組んでも同じようなパフォーマンスを出せるようにしないといけないし、その上で常に勝ち続けなければいけない。前回は外から見ていた立場でしたが、今回は僕としても初めてのアジアカップ。年齢的にも若くないし、しっかりと存在感を出していかなければいけない立場でもある。そこはアジアカップだろうと、元日の試合も含めたすべてが同じだと思っています」
言葉の端々から日の丸を背負う覚悟と揺るぎない決意、そして責任感が伝わってくる。プレー面だけでなく、メンタル面でも大きな変貌を遂げ、アジアカップを勝ち進めば大会期間中に27歳になる板倉の現在地は、森保ジャパンで再会を果たした憲剛氏を心から喜ばせているはずだ。
(取材・文:藤江直人)
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